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泊高定通制33人に卒業証書 やり抜く大切さ学び、新たな門出 「自分らしい生き方見つけて」


泊高定通制33人に卒業証書 やり抜く大切さ学び、新たな門出 「自分らしい生き方見つけて」 泊高校前期卒業式で、上地さとみ校長(左端)から卒業証書を受け取る卒業生=24日、那覇市の同校
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 那覇市の泊高校で24日、定時制(午前・夜間部)、通信制課程の前期卒業式が開かれ、計33人が卒業証書を受け取った。上地さとみ校長は卒業生に向けて「皆さんは自らの選択に責任を持ち、どんなに苦しい状況におかれても最後まで諦めずにやり抜く姿を見せてくれた」と語りかけ、「次の目標に向かって、自分らしい生き方を見つけて」とエールを送った。

 小6から中3までの4年間、不登校だったという比嘉優雅さんは、通信制課程を卒業した。比嘉さんは卒業生代表の答辞で、自身を土中で根を張り巡らせるライ麦に例えて、「高校生活を通して、外見だけでは測ることのできない変化をした」と胸を張った。

 定時制(夜間)を卒業した仲村夢翔さんは「自分の信念を貫くこと、完璧でなくてもいいからやり抜くことの大切さを学べた」と振り返った。定時制(午前)を卒業した石掛友規さんは「前向きな気持ちを忘れず、新しい挑戦を続けてきた経験を今後も生かしていきたい」と話した。 (嘉数陽)