海保の船内で釣りや飲酒… 許可した巡視船の船長を懲戒処分 宮古島海保


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 第11管区海上保安本部は6日、巡視艇の乗組員に釣りを許可したり、船内で飲酒を許可するなどしたとして、当時巡視艇の船長だった宮古島海上保安部所属の男性職員(53)を同日付で停職2カ月の懲戒処分にしたと発表した。

 宮古島海上保安部によると、男性は2021年5月23日、同26日、6月6日に、乗組員に対して船上で禁止されている釣りを認めたり、公式行事など以外には船内で認められていない飲酒を許可したりした。

 同年7月の男性の自宅での懇親会で、乗組員1人に握り拳を脇腹に複数回当てる暴力を振るったことも懲戒理由の一つとした。男性は処分事実を認め、反省の意を表しているという。

 宮古島海上保安部の福本拓也部長は「今回の事案を厳粛に受け止め、不祥事に対しては厳格に対処して参る」などとコメントを発表した。