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世界の戦闘「終結を」 平和運動センター、那覇で集会


世界の戦闘「終結を」 平和運動センター、那覇で集会 国際反戦デー集会で気勢を上げる参加者ら=20日午後、那覇市の県民広場(喜瀨守昭撮影)
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 終わらないロシアによるウクライナ侵攻や、パレスチナ自治区ガザの情勢悪化を受け、沖縄平和運動センターは20日、那覇市の県民広場で戦闘の終結を求める集会を開いた。約80人の参加者は「戦争反対」などのプラカードを掲げ、世界が連帯して対話による解決を求めて戦闘が一刻でも早く終えるよう願った。
 幸地一共同代表は「パレスチナはまさに混沌(こんとん)とした状態で、ウクライナも紛争から1年半以上たってなお先が見えない状態だ」と指摘。「私たちは世界と連帯し、全ての戦争や紛争を終わらせるために声を上げていく必要がある」と強調した。
 沖縄戦体験者で県子ども会育成連絡協議会元会長の玉寄哲永さん(89)はガザ情勢に触れて「子どもたちは血だらけの表情だ。子どもたちに日常を返すことが平和への第一歩だ」と語り、紛争当事者らに対し戦闘をやめるよう訴えた。
 (小波津智也)

国際反戦デー集会で気勢を上げる参加者ら=20日午後、那覇市の県民広場(喜瀨守昭撮影)