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女児盗撮20人被害か 元塾講師 3人への容疑追送検


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 教え子の小学女児3人の下着などを盗撮したとして、警視庁少年育成課は24日、東京都迷惑防止条例違反容疑で中学受験塾「四谷大塚」の元講師森崇翔容疑者(24)=懲戒解雇、東京都日野市=を追送検した。別の教え子女児2人を盗撮した罪で起訴されていた。
 警視庁によると、「生意気だから恥ずかしい部分を暴いて優越感や征服感を得たいと思うようになった」と供述し、追送検容疑を認めている。警視庁は森容疑者が計20人の教え子を盗撮したり、個人情報を交流サイト(SNS)に投稿しようとしたりした疑いがあるとみており、容疑が固まり次第、順次追送検する方針。追送検容疑は5~6月ごろ、当時勤務していた校舎で、上着の胸ポケットに忍ばせたスマートフォンで、女児3人の下着などを盗撮した疑い。
 3人のうち1人は複数の児童がいる授業中の教室内で盗撮されたとみられる。押収したスマホやパソコンからは、インターネット上で入手したとみられる児童ポルノの疑いがある動画と画像も複数見つかっており、警視庁は、児童買春・ポルノ禁止法違反(所持)容疑でも追送検する方針。
 森容疑者は女児2人を盗撮したとして同条例違反や性的姿態撮影処罰法違反容疑で8~9月に3回逮捕され、東京地検が20日に起訴していた。これまでの調べに「教え子の女児十数人を盗撮した」と供述していた。
 森容疑者は教え子6人の個人情報をSNSに投稿したとする個人情報保護法違反の疑いでも2日に書類送検されている。