中学生10人以上、祭りで集団飲酒 沖縄・宮古島 「出店で購入した」


中学生10人以上、祭りで集団飲酒 沖縄・宮古島 「出店で購入した」 缶酎ハイ(イメージ)
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【宮古島】21、22日に宮古島市内で開催された野外イベントで、少なくとも10人以上の中学生が飲酒していることが26日、市教育委員会への取材で分かった。生徒は飲酒の事実を認めており「イベント会場の出店で酒を購入した」と話しているという。市教委は事実確認を急いでいる。
 イベントは市平良久貝の久松漁港多目的広場で開催された久松島民祭。開催後、市教委には生徒による飲酒の情報が寄せられた。学校側が生徒に確認したところ、10人以上の生徒が飲酒の事実を認めたという。
 市教委の担当者によると、酒を提供していた店舗は複数あり、飲酒した生徒は複数校にわたる。会場では複数のグループがそれぞれ飲酒していた。市教委の担当者は「アルコールは未成年の心身の成長に悪影響を与える」と話し、事業者に年齢確認などの徹底を呼びかけた。
 現場に居合わせた女性は「一見して中学生だと分かる子どもたちが缶酎ハイを持って会場を歩いていた。複数の大人が見ていたはずなのに誰も注意せず、異様に感じた」と語った。市教委は27日にも会見を開き、当時の状況などを報告する予定だ。 (友寄開)