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機内マスク拒否、2審も有罪


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 航空機内で新型コロナウイルス感染対策のマスク着用を拒否し、客室乗務員に大声を上げるなど安全な運航を妨げたとして威力業務妨害などの罪に問われた元大学職員奥野淳也被告(37)の控訴審判決が30日、大阪高裁であった。坪井祐子裁判長は、懲役2年、執行猶予4年とした一審大阪地裁判決を支持し、被告側の控訴を棄却した。
 判決言い渡し後、被告が裁判長に「裁判官の当たり外れで真実をゆがめる司法はおかしい。裁判長は法壇を降りなさい」と詰め寄る場面もあった。閉廷後、「無罪判決が出ると考えていた」と憤った。