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郵便局への放火ほのめかす


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 埼玉県蕨市の郵便局立てこもり事件で、人質強要処罰法違反の疑いで逮捕された同県戸田市、無職鈴木常雄容疑者(86)が、交渉相手の捜査員に放火をほのめかす発言をしていたことが2日、県警への取材で分かった。突入をけん制する目的だったとみて調べている。
 県警によると、鈴木容疑者は郵便局に立てこもった10月31日夜、人質の女性局員2人が外に出た後に「ガソリンがあるからな」と話した。現場からは液体の入った灯油用の容器やライターが複数見つかっている。
 また、容疑者が長年拳銃を所持していたとの趣旨の供述をしていることも捜査関係者への取材で判明した。