与那国町職員 事故不申告か 公用車でコンクリートに衝突し破損  


与那国町職員 事故不申告か 公用車でコンクリートに衝突し破損  
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 与那国町の30代男性職員が9月末、公務時間外に公用車を運転して事故を起こしたにもかかわらず、警察に届け出ていなかったことが7日、分かった。八重山署は道交法違反(事故不申告)容疑も視野に、今後、男性職員から詳しい事情を聞く方針。
 与那国町などによると、9月30日に「駐車中の公用車1台が損壊している」などと役場職員から、島の駐在に相談があった。
 駐在が調べを進めたところ、男性職員が公務時間外に車を使用し、同日午前5時ごろに県道216号にある橋の欄干のコンクリート部分に衝突したことを認めた。
 男性職員は事故処理をせず、車を役場の駐車スペースに戻して立ち去ったという。同日夕方に男性職員に実施された飲酒検査では、アルコールは検知されなかった。男性職員は無断で公用車を持ち出した可能性もある。
 町は現在、職員懲戒分限審査委員会で男性職員の処分を審査している。