有料

警視正、被害者脅したか 売春に関する 「始末書」押収


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 中国四国管区警察局の警視正岩本幸一容疑者(58)がマッチングアプリで知り合った20代女性への不同意性交容疑などで逮捕された事件で、広島県警が容疑者の自宅から、女性に記入させたとみられる売春に関する「始末書」と題した書類を押収していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。県警は容疑者が女性の弱みにつけ込み、性的暴行を加えたとみて書類作成の経緯を調べている。県警は同日、岩本容疑者を送検した。
 逮捕容疑は9月30日、広島市中区の宿泊施設で20代女性に「実は警察官なんだよ。売春とかを担当する部署にいる。これは犯罪になる」と言って乱暴し、「始末書」を作成させた上、10月2日には女性宅付近の歩道で待ち伏せし、女性から携帯電話の番号を聞き出すなどした疑い。