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池袋暴走の遺族が被害届


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 2019年の東京・池袋の乗用車暴走事故で妻子を亡くした松永拓也さん(37)が、自身への殺害予告の電話があったとして警視庁に被害届を提出し、受理されたことが20日、捜査関係者への取材で分かった。提出は16日。警視庁などによると、10月28日、警視庁に暴力団を名乗る男の声で「年のいった受刑者に金を払わせるのはおかしい。近いうちに松永を殺す」と電話があった。
 松永さんら遺族が車を運転していた旧通産省工業技術院元院長の飯塚幸三受刑者(92)=禁錮5年の実刑確定=らに損害賠償を求めた訴訟で東京地裁が10月27日、飯塚受刑者側に計約1億4千万円の賠償を命じた。判決は確定し保険会社が支払う。