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黄砂 沖縄を覆う 11月、18年ぶり


黄砂 沖縄を覆う 11月、18年ぶり 黄砂の影響で視界がかすむ那覇市街地=24日午後0時すぎ、那覇市内(喜瀨守昭撮影)
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 沖縄気象台によると、24日、沖縄本島地方と宮古島地方で黄砂が観測された。那覇市で黄砂が確認されたのは22年3月以来となる。黄砂は春に飛来することが多く、11月としては2005年以来、18年ぶりという。
 気象台によると、那覇市樋川で24日午前8時50分~午後2時50分、宮古島市平良下里で午前10時40分ごろ~午後2時の間に黄砂を観測した。水平方向で見通しが利く距離「視程」が、那覇市では8キロ、宮古島市でも10キロ未満に低下し、空気がかすむ様子が見られた。
 ユーラシア大陸のゴビ砂漠付近で21日以降、低気圧に伴う強い風によって砂が巻き上げられ、偏西風で運ばれてきたとみられる。 (中村万里子)