運動員買収疑い　東京地検が捜査　柿沢議員側

　東京都江東区長選の公選法違反事件で自民党の柿沢未途衆院議員（５２）側が、４月の区長選で支援した木村弥生前区長（５８）陣営のスタッフらに現金を支払っていたとみられることが２４日、関係者への取材で分かった。対象は１３人で、１～４月に総額９１万５００円との一覧表を柿沢氏の秘書が作成したとされることも判明。東京地検特捜部は、運動員に対する公選法違反（買収）の疑いで慎重に捜査している。柿沢氏側は政治活動への支払いだとして違法性を否定している。
　特捜部は、柿沢氏の指示を受けた複数の秘書が区議らに対し現金を配布した買収容疑で捜査を進めており、新たな疑惑が浮上した。