佐賀、３．８万羽殺処分完了

　佐賀県は２６日、養鶏場では今季全国初となった高病原性鳥インフルエンザの陽性が確認された同県鹿島市で、飼育されていた約３万８千羽の採卵鶏の殺処分を同日午後に終えたと明らかにした。
　当初は２６日朝に終了する見通しだったが、鶏舎の構造などから鶏の搬出などに手間取った。今後数日中に鶏舎や敷地の消毒などを含め防疫措置を完了させる予定だ。
　県によると、現場は有明海の干潟に近く、適切な埋却地を確保できないため、死骸や卵は特殊な密閉容器に入れて県内の焼却施設で処分される。容器はプラスチック製で、１個で１０羽程度を収容でき、九州各県や国の機関などの協力で約７千個を確保した。