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鹿児島で鳥インフル


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 鹿児島県は3日、出水市の養鶏場で発生した高病原性鳥インフルエンザの疑い事例について、遺伝子検査で陽性と確認し、飼育する採卵鶏約2万3千羽の殺処分を始めた。高病原性かどうか国が確定作業を進める。国内の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されるのは、佐賀、茨城、埼玉各県に続き今季4例目。
 3日午後3時までに約7900羽を殺処分した。県は感染拡大防止のため、半径10キロ圏内の83農場で飼育されている約485万羽の移動や搬出を制限。3キロ圏内の17農場で異常は見つかっていない。
 鹿児島県は昨季、全国最多の13養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが確認された。塩田康一知事は、舞立昇治農林水産政務官とオンラインで会談し「何としても今回の1件で封じ込めたい。まん延防止に取り組む」と語った。