トライアスロンが力に　最年少・松田大空さん（１６）

　今大会の最年少参加者は興南高校１年の松田大空（そら）さん（１６）＝浦添市。大会前日の１２月２日に誕生日を迎え、１６歳以上の参加資格を得た。初出場で４時間２５分１２秒でゴールし、見事完走した。
　大会の最年少参加者と知らされ、驚いた表情を浮かべつつ「最後はきつかったけど楽しかった」と達成感をかみしめた。
　小学生からトライアスロンを始め、中学生の初めまで続けた。高校では自転車部に所属し、日々汗を流す。「あまり練習はしていなかったが、トライアスロンの感覚が役に立った」と振り返る。
　２人の兄も高校１年でＮＡＨＡマラソンに出場していて、松田さんも自然と参加の流れになったという。今大会は母とともに参加した。「沿道の応援が力になった。途中で気持ちを立て直すことができた」とはにかんだ表情を見せた。　（渡真利優人）