有料

より良い授業研さん誓う 新報教育賞 7氏、家族ら祝福


より良い授業研さん誓う 新報教育賞 7氏、家族ら祝福 贈呈式を終え、来場者から花束を受け取る受賞者たち=7日、那覇市泉崎の琉球新報ホール(小川昌宏撮影)
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 第7回琉球新報教育賞を受賞した教諭7氏をたたえ、那覇市泉崎の琉球新報ホールで7日開かれた贈呈式には同僚や家族が駆け付けた。
  (1面に関連)
 特別支援学校でNIE教育に取り組む比嘉美保さん(桜野特別支援学校)は「今回の受賞は子どもたちと一緒に受けた賞だと思う。地道に取り組んでいきたい」と語った。NIE教育や平和教育に力を注ぐ宮城通就(みちなり)さん(辺土名高)は「子どもたちから湧き出る気持ちを大事にしていきたい。そうか分かったぞというワクワクを一緒に楽しみたい」と笑顔を見せた。
 留学や教職大学院などで学んだ知見を授業に生かす安里三矢子さん(浦西中)は「ひたむきに子どもたちと向き合い、私自身が学び続けることで(教育に)還元していきたい」と意気込みを語った。他教員のモデルとなる道徳授業づくりを続けている飯田朋美さん(長田小)は「職員がより良い授業をつくろうと日常的に励む姿がある。楽しみながら実践できるのは共に学ぶ職員たちのおかげだ」と感謝を述べた。
 自治的な学級経営実践を続けている大関まりもさん(彩橋小)は「子どもたちが輝く瞬間を一緒に感じられることがうれしい。寄り添いながら共に成長していきたい」と喜んだ。子どもたちのアイデアを元に環境教育を実施した佐久間飛人(たかと)さん(彩橋小)は「行動することで人の心や未来を変えられると子どもたちから学んだ。私を成長させてくれて感謝している」と語った。海外で教育実践を多く学んだ島袋あゆみさん(伊良波小)は「長い教員生活は成功ばかりではなかった。子どもたちの成長が私の原動力になっている」と振り返った。 (嘉数陽)