クラフト 100万円寄付 4月急逝 社長娘の遺志生かす


クラフト 100万円寄付 4月急逝 社長娘の遺志生かす (右から)琉球新報社の潮平芳和専務に寄付金を手渡すクラフトの仲村智社長、仲村玲子取締役、岸本透常務=8日、那覇市泉崎の琉球新報社
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 クラフト(南城市)の仲村智社長(64)らが8日、那覇市の琉球新報社を訪れ、「りゅうちゃん子どもの希望募金(りゅうちゃん募金)」へ100万円を寄付した。
 同社は1990年に創業したリフォームやリノベーションの専門店。
 今年4月に急逝した仲村社長の長女・望美さん(当時32)が生前、会社の収益を子ども食堂などに寄付したいと話していた遺志を生かすため、りゅうちゃん募金へ寄付することになった。
 仲村社長によると、望美さんは同社の取締役で、来年には社長に就任する予定だったという。仲村社長は「娘と『今年から寄付をやろう』と2人で話していた矢先だった。今後も寄付を続けたいと考えている」と話した。目録を受け取った琉球新報の潮平芳和専務は「望美さんが志半ばで亡くなったことは無念で、心痛をお察しする。大切に使わせていただく」と感謝を伝えた。 (南彰)