県は28日、インフルエンザの流行注意報を発表した。18~24日に定点医療機関から報告があった患者数が605人で定点当たり11.20人と、注意報発令基準の10人を超えたため。県内では10~11日にインフルエンザ脳症で16歳未満の小児2人が亡くなっていることもあり、県は「手洗い」「マスク着用」「予防接種」などの感染対策を呼びかけている。
感染者の年齢別では5~9歳が126人(20.8%)と最多で、続いて10~14歳106人(17.5%)、1~4歳94人(15.5%)などとなっている。保健所別の定点当たり患者報告数は、八重山が24.33人と最多で那覇市14.33人などだった。
教育機関の学年・学級閉鎖も相次いでおり、18~22日には学年閉鎖が2施設、学級閉鎖が8施設あった。
(嘉陽拓也)