被災地の医療支援へ沖縄から医師ら6人派遣 JMAT沖縄が第1陣 能登半島地震


被災地の医療支援へ沖縄から医師ら6人派遣 JMAT沖縄が第1陣 能登半島地震 能登半島地震の被災地で医療支援を提供する県医師会医療救護班(JMAT沖縄)のメンバー=7日、南風原町の県医師会館
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 県医師会(安里哲好会長)は7日、日本医師会の要請を受け、石川県能登半島地震の被災地に県医師会医療救護班(JMAT沖縄)を派遣した。第1陣は5泊6日の日程で医師2人と看護師2人、薬剤師1人、事務員1人の計6人。石川県穴水町の公立穴水総合病院の対策本部に詰め、現地の要望に応じて巡回診療などの医療支援をする。

 JMAT沖縄の活動は2011年の東日本大震災、16年の熊本地震以来、8年ぶり3回目。当面は第3陣までを同様の人員と日程で被災地に派遣する予定だ。三つのチーム合わせて約2週間の医療支援となる。被災地の負担とならないよう段ボール20~30箱分の食料や水、寝袋、医薬品を持参する。

 7日、南風原町の県医師会館で開かれた出発式に参加したJMAT沖縄代表の出口宝医師=もとぶ野毛病院=は「被災地は雪が降り、余震も続く中で道路にも亀裂が発生している。安全第一で被災地の役に立ちたい」と話した。

 出口医師以外で派遣される第1陣メンバーは以下の通り。
 洲鎌盛一医師(牧港中央病院)▽常住美穂看護師(同)▽東江信生看護師(国立病院機構沖縄病院)▽姫野耕一薬剤師(大浜第一病院)▽新垣昭吾業務調整員(県医師会事務局)

(梅田正覚)