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ALS嘱託殺人、無罪主張 京都地裁初公判


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 京都市で2019年、筋萎縮性側索硬化症(ALS)の女性患者からの依頼に応じ殺害したとして、嘱託殺人罪などに問われた医師大久保愉一被告(45)は11日、京都地裁(川上宏裁判長)で開かれた裁判員裁判初公判で、同罪について「起訴状の通り間違いない。ただ、私は(女性の)願いをかなえるために行った」と述べた。
 弁護側は女性の願いを実現しており、同罪の適用は自己決定権を保障した憲法に違反するとして無罪を主張した。閉廷後、弁護人は記者団に大久保被告も無罪主張だと説明した。