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「裁判に影響」謝罪せず 殺人放火・特定少年 死刑判決の被告


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 甲府市で2021年10月、一方的に好意を寄せて交際を断られた女性の両親を殺害して住宅に放火したとして、殺人罪などで死刑判決を受けた、当時19歳だった被告(21)が27日までに甲府刑務所内の施設で共同通信の接見に応じた。被告は公判を通じて遺族に謝罪しなかったが、接見では、謝罪の気持ちがあったものの「裁判に影響すると思い、言わなかった」と話した。18日の甲府地裁判決後、遺族宛ての謝罪の手紙を弁護士に渡したことも明らかにした。一方で、被害者に対する思いは「どう表現すれば良いか分からない」と述べた。
 被告は公判で、謝罪や反省の言葉がない理由を「(裁判所の)心証を悪くしたい」などと説明した。