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364人表彰「一層前進」 琉球・八重山古典芸能コンクール


364人表彰「一層前進」 琉球・八重山古典芸能コンクール 表彰状を受け取る最高賞受賞者ら=28日、那覇市泉崎の琉球新報ホール
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 第57回琉球古典芸能コンクール、第12回八重山古典芸能コンクール(共に琉球新報社主催)の表彰式が28日、那覇市泉崎の琉球新報ホールで開かれた。笑顔で賞状を受け取った受賞者は、師匠や家族への感謝の言葉と共にさらなる精進を誓った。
 琉球古典は舞踊、三線など6部門で計335人、八重山古典は箏曲、三線部門で計29人が受賞した。今回で定年を迎えた審査員25人に感謝状が贈られた。
 受賞者代表としてあいさつした入福浜天乃さんは、琉球古典芸能コンクールの琉球舞踊と安冨祖流三線、箏曲の3部門で最高賞を受賞した。「師匠への感謝の気持ちと、自分が芸能に向き合う時間にしたいと挑んだ」と3部門に挑戦した理由を話し、各師匠の言葉を胸に「前を向いて、より一層前進していきたい」と意気込んだ。
 八重山古典芸能コンクールで三線最高賞を受賞した大城美栄子さんは「3回目の挑戦でやっとつかんだ。これからも稽古を怠ることなく精進してきたい」と語った。 (田吹遥子)
表彰状を受け取る最高賞受賞者ら=28日、那覇市泉崎の琉球新報ホール