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医師過労死 遺族提訴へ 神戸


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 神戸市東灘区の病院「甲南医療センター」の医師高島晨伍さん=当時(26)=がうつ病を発症し2022年5月に自殺したのは、長時間労働が原因として、遺族が運営法人側に計約2億3千万円の損害賠償を求めて来月2日に大阪地裁に提訴することが29日、分かった。訴状などによると、高島さんは20年4月から臨床研修医として勤務。22年4月から消化器内科の専攻医として研修を受けながら診療していたが、うつ病を発症し、同年5月17日に神戸市の自宅で自殺した。 西宮労働基準監督署は23年6月、死亡直前の1カ月間の時間外労働は207時間を超え、約100日間の連続勤務があったとして、労災認定した。