有料

沖縄の女性研究者の会、新たな研究論集を発刊 子どもの貧困、ひきこもり、保育などテーマ 


沖縄の女性研究者の会、新たな研究論集を発刊 子どもの貧困、ひきこもり、保育などテーマ  研究論集の発刊を報告する沖縄女性研究者の会の大城智美会長(中央)と神谷美由希理事(左)、賛助会員の福里順子さん=4日、那覇市泉崎の琉球新報社
この記事を書いた人 Avatar photo 渡真利 優人

 女性研究者の研究環境の整備や改善などを目指す「沖縄女性研究者の会」(大城智美会長=写真中央)が2月29日に第14号となる研究論集を発刊した。

 論集は23年5月に開催された「2023沖縄女性研究者の会講演会」の発表内容を加筆修正したもの。子どもの貧困やひきこもり、保育の問題などを中心に研究している大学教員や記者など、12人の論文が掲載されている。沖縄大の名城健二教授が執筆したヤングケアラーに関する研究論文も掲載している。

 4日に那覇市の琉球新報社を訪れた大城会長は「この論集を通して子どもの多様性について考えてほしい。子どもに関わる人に読んでいただければ」と話した。

 論集はA4判で104ページ。県内の大学図書館や市町村立図書館に寄贈している。一般にも2千円(税込み)で販売する。問い合わせは、電話098(978)4400。
 (渡真利優人)