知事「米側任せ」批判

　「飛行再開は到底納得することはできず、認めることはできない」。米軍のオスプレイが飛行再開することを受け１３日夕、県庁１階で開かれた記者会見。玉城デニー知事は終始けげんな表情を浮かべ、事故原因の具体的説明がないままの飛行再開を厳しく批判した。
　用意していたメモを読み上げ、「地元への説明より先に飛行再開の報道がされたことは大変遺憾に思う」という部分は顔を上げ、正面を見つめた。
　オスプレイの配備撤回を求める理由を改めて問われ「唐突な配備計画に加え、運用も米側に任せている現状が１０年以上も続いている」と語気を強め、批判した。続けて「国民に丁寧な説明責任を果たしているとは到底言えない」と述べ、日米両政府に対し、納得いく説明を求めた。　（渡真利優人）