スマホ（イメージ）
高橋 夏帆 沖縄県教育委員会は28日、自身のスマートフォンのビデオ通話機能を使って、児童生徒にわいせつな行為を見せたとして、市町村立学校の30代男性教諭を懲戒免職にした。
県教委によると、保護者からの市町村教委への相談で事件が発覚した。男性教諭は県青少年保護育成条例違反で逮捕・起訴され、罰金20万円の略式命令を受けた。
半嶺満県教育長は28日、「児童生徒の教育に携わる教員としてあるまじき行為であり、決して許されるものではない。深くおわび申し上げる」とのコメントを文書で発表した。県教委としては「被害に遭った児童生徒の心のケアを行うとともに、市町村教委や学校現場との連携を密にして、再発防止と信頼回復に努める」とした。
県教委の「懲戒処分の公表等に関する取扱要領」には、懲戒免職の場合、処分者の所属や氏名を公表するとしているが「児童生徒のプライバシー保護の観点から公表しない」とした。事件日などの詳細も明らかにしない。また、記者会見などの説明の場は設けなかった。 （高橋夏帆）
