プロ野球の巨人、米大リーグのヤンキースなどで活躍した松井秀喜さん(49)が5日、出身地の石川県能美市で小学生や未就学児を対象とした野球教室を開いた。能登半島地震で被災した同県の子どもら約150人が参加。松井さんは「大変な生活を送っていると思うが、一歩ずつでも前に進んでほしい」とエールを送った。
強い日差しが降り注ぐ中、松井さんは身ぶり手ぶりを交え、打撃について指導。自身も打席に立ってフリー打撃に臨み、ライトフェンスを越える打球を見せると、子どもから歓声が上がった。
地震で被害を受けた同県穴水町から参加した小学4年小泉俊太君(9)は「(地震後は)思い切り練習できなかったけど、今日は思う存分楽しめた」と満足げに語った。
松井さんは記者団の取材に「子どもたちからは、地震を感じさせないほどのエネルギーをひしひし感じた」と感想を述べた。
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松井秀喜さんが 地元で野球教室 被災地子にエール
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琉球新報朝刊