能登半島地震の被災地では、大学生がボランティアとして被災者を支援する動きが広がっている。大学の講義がない大型連休を活用し、被害が甚大な半島北部で損壊住宅の片付けなどに当たっている。
石川県輪島市門前町では5日、金沢大や駒沢大などの20人が住宅の片付けを手伝った。この日は快晴で気温はぐんぐん上昇。ヘルメットの内側からしたたる汗を拭いながら、住宅の屋根から落ちた瓦や、剝がれた壁材などを片付けた。
富山大2年の樋口仁志さん(20)は連休を使って初めて被災地を訪れた。「4カ月がたってもこれほど多くやることが残っているのか」と驚きを隠せない様子。「苦しんでいる被災者はたくさんいる。少しでも力になりたい。周囲に今回の経験を共有したい」と強調した。
住民の女性(75)は「若い人の力はすごい。自分ではどうしようもなかったのでとても助かる」と目を細めた。
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能登被災地 連休活用しボランティア 復旧支援 大学生が力に
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琉球新報朝刊
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