キャリアアップ助成金の不正受給、社労士が関与 県内初の事例 114万円 沖縄労働局が調査進める 


キャリアアップ助成金の不正受給、社労士が関与 県内初の事例 114万円 沖縄労働局が調査進める  沖縄労働局
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 沖縄労働局は4日、キャリアアップ助成金の申請を巡り、那覇市に支社がある社会保険労務士法人(東京)の代表が、虚偽の申請書類を作成して不正受給に関与したと発表した。不正受給額は114万円。

 労働局によると、非正規雇用労働者の処遇改善を実施した事業者に助成する「キャリアアップ助成金」で、申請代行者として関わった書類に虚偽があった。社労士による同種助成金の不正受給関与は県内で初。

 悪質性が認められるとして、事業主とともに連帯債務者となり、返還請求の対象となる。
 併せて、罰則として今後5年間は助成金申請業務を請け負うことができないという。労働局はほかの助成金についても不正がないか調査を進めている。