「史上最も暑い」7月だった! 沖縄地方、平均気温が78年間で最高 「熱中症アラート」は24日間も


「史上最も暑い」7月だった! 沖縄地方、平均気温が78年間で最高 「熱中症アラート」は24日間も
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 沖縄気象台は1日、沖縄地方の7月の平均気温の平年差がプラス1.2度となり、統計を開始した1946年以降、7月として最も高くなったと発表した。

 これまで過去最高だった2016年のプラス0.8度を大幅に上回った。太平洋高気圧に覆われて晴れた日が多く、日照時間が長くなったことが気温上昇の要因。

 那覇では19日に過去最高の36度を観測し、気温が35度以上の猛暑日の日数は8日と県内最多を記録した。石垣島では最低気温が18日に30・4度(過去1位)、19日が30・3度(過去2位)と連日30度を超え、暑い夜が続いた。県内で熱中症警戒アラートが発表された日は24日間に上った。

 沖縄周辺海域の海面水温も解析値のある1982年以降7月として最も高くなった。東シナ海南部で29・8度、沖縄の東で30・6度、沖縄の南で30・8度を観測した。

 気象庁によると全国の7月の平均気温も平年より2・16度高く、1898年の統計開始以降で最も高かった。1・91度高く、これまで1位だった昨年を上回り、2年連続で最も暑い7月となった。

 7カ所で最高気温40度以上を記録。8月も厳しい暑さが続く見込みで、クーラーの適切な使用やこまめな水分補給など、熱中症対策が必要だ。

 (中村優希)