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「声出さないと、この国、どこに行くのか分からない」非核・非戦へ誓い 国際通りで平和行進 沖縄


「声出さないと、この国、どこに行くのか分からない」非核・非戦へ誓い 国際通りで平和行進 沖縄 非核平和行進をする平和運動センターのメンバー=2日、那覇市の国際通り
この記事を書いた人 Avatar photo 南 彰

 沖縄平和運動センターは2日、広島、長崎の原爆の日を前に、那覇市の国際通りで非核平和行進をした。同センターの非核平和行進は、コロナ禍や台風の影響で5年ぶり。45人が参加し、非核・非戦への誓いを新たにした。

 行進前の集会では、木本邦広共同代表が、ウクライナに侵攻したロシアのプーチン大統領の言動を念頭に「核兵器の使用がほのめかされていて、危険性が高まっている」と指摘。「広島の(原爆死没者慰霊)碑に書かれている『過ちは繰返しませぬから』の主語はWe(私たち)。沖縄からも行動することが大事だ」と呼びかけた。

 他の参加者からは核抑止力への依存を深める日本政府の姿勢に批判が相次ぎ、「声を出さないとこの国はどこに行くかわからない」と訴えた。

 (南彰)