結核・呼吸器感染症予防週間が始まった24日、結核などについて正しく知り、予防意識を高めるように呼びかける街頭キャンペーンが県庁前の県民広場で行われた。県と那覇市、県結核予防婦人連絡協議会の共催。
県によると、県内での結核の新規患者は昨年、128人だった。人口10万人当たりの罹患(りかん)率は8.7で、全国と同様に減少傾向にあるが、高齢者の割合が増えるなどの課題があるという。
この日は、同協議会南部地区の8人が「真っ赤な太陽」に合わせて赤い衣装で踊り、発展途上国での結核予防などに取り組む複十字シール運動をアピール。那覇高校インターアクト部の生徒も交えて、道行く人に複十字シールやマスクを配り、募金を呼びかけた。
(宮沢之祐)