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セクハラ疑惑の第三者委「誰かわからないのは不安」有志が抗議 南城市役所の立ち入り制限で職員と言い合いも 沖縄


セクハラ疑惑の第三者委「誰かわからないのは不安」有志が抗議 南城市役所の立ち入り制限で職員と言い合いも 沖縄 プラカードを掲げ抗議する「ハートのまち南城 人権ファーストの会」メンバーら=15日、南城市役所前
この記事を書いた人 Avatar photo 普天間 伊織

 【南城】南城市役所内のハラスメントの実態を調べる第三者委員会が委員名非公表のまま実施されることに対し、市民らが15日午後、初会合に合わせて市役所前でプラカードなどを掲げて抗議した。市内外の有志でつくる「ハートのまち南城 人権ファーストの会」の代表は「自分が被害者の立場なら誰が調べているかわからない今の状況に不安を感じる」と憤った。

 市民らは第三者委が開かれる市役所4階に移動したが、議会事務局の市職員が委員情報の保護を理由に4階への立ち入りを制限した。「公的な場に入るなと強制することはできないはずだ」と主張する市民らと言い合いになる場面も見られた。

 中村直哉議長は「委員の氏名が公開されるまでは立ち入りを遠慮してもらう可能性が高い」と説明した。今後も市民の権利が制限される見通しだ。