日米共同演習　市民ら「戦場にするな」　石垣空港に米軍車両

　【石垣】日米共同統合演習「キーン・ソード25」の一環で、19日午後、航空自衛隊のC1、C2輸送機がそれぞれ新石垣空港に着陸し、米軍関係者や米軍の大型車両などを降ろした。現場周辺では市民が「沖縄を再び戦場にするな」などと書いた横断幕を掲げ、抗議の意思を示した。　　C1は午後1時5分ごろ着陸。軽装でリュックサックを背負った米軍関係者ら数十人を降ろし、同40分ごろに離陸した。同2時半ごろに着陸したC2は迷彩服や軽装の米軍関係者10人ほどと大型車両1台を降ろし、同3時半ごろに離陸した。

　空港周辺で抗議活動をしていた70代女性は「民間、自衛隊、米軍が一つの空港を使うことはやめてほしい」と求めた。その上で、南西諸島で進む軍備増強の流れに「絶対止めなければいけないが、方法が分からない。どうしたらいいんだろう。なぜ沖縄だけ」と嘆いた。

　新石垣空港には25日に陸自のオスプレイが飛来する予定。

　（照屋大哲）