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強盗殺人容疑 22歳男を逮捕 横浜、闇バイト応募か


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 横浜市青葉区の住宅で、住人の後藤寛治さん(75)が殺害され現金が奪われた事件で、神奈川県警は19日夜、強盗殺人の疑いで、千葉県印西市、自称個人事業主宝田真月容疑者(22)を逮捕。20日に送検した。闇バイトの指示役から秘匿性の高い通信アプリで連絡を受けていたといい、首都圏で相次ぐ強盗事件を受けて設置された警視庁と埼玉、千葉、神奈川の3県警の合同捜査本部は全容解明を急ぐ。
 神奈川県警によると、宝田容疑者は税金の滞納が数十万円あり、交流サイト(SNS)で「ホワイト案件」などの投稿を見つけて応募し、指示役とつながったと説明。個人情報を伝えており、犯罪に加担することに恐怖を感じつつも「家族への被害を恐れて断れなかった」と話したという。
 また、「実行犯は、自分を含め3人。運転して、現場近くまで行った」と話しており、現場付近の防犯カメラには容疑者の車が写っていた。
 捜査関係者によると、「指示役から場所を指示された。他の実行役と面識はない」との趣旨の説明もしている。