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木原稔防衛相 「隊員が宝」訓示 ヘリ事故にも言及


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 【東京】13日に就任した木原稔防衛相は14日、防衛省で職員を前に訓示した。「国内外の厳しい現場で働く隊員こそが自衛隊の、日本国の宝だ」と語った。4月に宮古島市沖で発生した陸自ヘリ事故にも言及した。亡くなった10人が自身の出身地・熊本県所在の陸自第8師団所属だったことを強調。これまで殉職した隊員が2088人に上るとし「全ての御霊(みたま)に哀悼の誠をささげる」と述べた。

 安全保障関連3文書で示された防衛力の抜本的強化に取り組む考えを示した。

 防衛相就任に当たっての岸田文雄首相からの指示で「在日米軍再編を進める中で、抑止力の維持を図ると共に地元の負担軽減を実現する」とした。 (明真南斗)