玉城知事、国連へ出発 「沖縄の課題、国際社会に訴える」


玉城知事、国連へ出発 「沖縄の課題、国際社会に訴える」 国連人権理事会への出発式でガンバロー三唱する玉城デニー知事(中央)と与党県議とオール沖縄のメンバーら=17日、那覇空港
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 玉城デニー知事は17日、スイス・ジュネーブで開催される国連人権理事会に出席するため、沖縄を出発した。国際社会に対し、過重な基地負担や、民意に反した名護市辺野古への新基地建設について訴える。与党県議とオール沖縄会議が那覇空港で出発式を開き、玉城知事を激励した。

 出発式で玉城知事は「人権、環境問題など沖縄が抱えている複雑な課題を国際社会に訴え、連帯する思いと行動をぜひ沖縄とつなげていきたい。その思いをしっかり発言していきたい」と意気込みを語った。

 県知事の出席は、2015年の翁長雄志前知事以来、8年ぶり。辺野古新基地に関する国との訴訟で敗訴するなど、県にとって厳しい局面を迎える中、沖縄が抱える実情を伝え、国際社会の世論喚起を目指す。