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宮崎県知事「使命感じる」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報朝刊

 台湾有事をにらんだ沖縄県・先島諸島5市町村の九州・山口避難計画を巡り、政府が受け入れ先となる各県に担当する市町村の案を示した3日の九州地方知事会議では、出席した知事から「使命感を感じている」(知事会長・河野俊嗣宮崎県知事)などと前向きな声が相次いだ。
 熊本市内で開かれた会議後、河野氏と熊本県の木村敬知事は記者会見。河野氏は「大きなプロジェクトだ。全県で積極的に取り組みたい」と強調した。木村氏も「各市町村と連携して進めたい」と語り、会議に出席した沖縄県の池田竹州副知事から避難者受け入れへの謝意が伝えられたと明らかにした。
 福岡県の服部誠太郎知事は取材に「受け入れ準備を進め、現実的な計画に育てる必要がある」と指摘。長崎県の大石賢吾知事は「各県と力を合わせたい」と力を込めた。
 沖縄県の出席者は「沖縄からは離島にとどまりたい住民がいることや(有事とならぬよう)外交に力を入れてほしいといった意見もあると伝えた」と説明した。