次期衆院選沖縄4区の野党系候補に挙がっている金城徹氏が6日、県庁記者クラブで会見し、2021年衆院選に立候補した当時、代表を務めた政治団体の収支報告書について、会計責任者とは別のスタッフが会計責任者名義で押印していたと明らかにした。「偽造する意思などは全くなかった」とした上で、責任者に対し「大変申し訳ない。深くおわびする」と語った。
政治団体は立憲民主党県第4区総支部。党員が会計責任者に就いていたが、選挙終了前から連絡が取れない状態になったという。報告書の提出期限が迫る中で「(会計責任者には)包括的に当時、承認してもらっていたという認識を事務方が持っていた」とし、押印した経緯を説明した。
今年2月に報道関係者から問い合わせを受けて確認した結果、経緯が分かったという。報告書の中身には問題はないとしている。
4区の候補者選考委でれいわ新選組がこの問題を指摘していた。金城氏は出馬意欲は変わらないとしている。
(知念征尚)