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辺野古移設、地位協定改定問う 衆院選公示、沖縄県内16人立候補 


辺野古移設、地位協定改定問う 衆院選公示、沖縄県内16人立候補 
この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 第50回衆院選が15日公示され、沖縄県内の4選挙区に計16人が立候補を届け出た。27日の投開票に向けて12日間の選挙戦に突入した。米軍普天間飛行場移設に伴う名護市辺野古の新基地建設問題や日米地位協定改定など米軍基地問題や沖縄振興、政治改革、日々の暮らしに関わる物価高騰対策などを巡って論戦が展開される。政権与党の自民・公明陣営と辺野古新基地建設反対を訴える「オール沖縄」陣営に加えて維新のほか、れいわ、参政党などの新たな勢力も加わり激戦が予想される。

 自民、公明は「選挙区は自民、比例は公明」のセット戦術を展開する。公明から自民候補4氏に推薦を出した。連立政権継続による沖縄発展を強調し支持拡大を図る構え。立民や共産、社民、社大の「オール沖縄」勢力のほか維新、れいわ、参政の野党は自民派閥の裏金問題や旧統一教会問題などによる政治不信の高まりを強調し、政権交代の必要性を訴える。立候補を届け出た各候補者は15日、県内各地で街頭演説し、熱戦の火ぶたが切られた。

 立候補したのは県選挙管理委員会への届け出順に、沖縄1区は無所属元職の下地幹郎氏(63)、自民前職の国場幸之助氏(51)、参政新人の和田知久氏(64)、共産前職の赤嶺政賢氏(76)の4氏。

 同2区は参政新人の今野麻美氏(47)、自民前職の宮崎政久氏(59)、維新新人の赤嶺昇氏(57)、社民前職の新垣邦男氏(68)、無所属新人の比嘉隆氏(47)の5氏。

 同3区は立民前職の屋良朝博氏(62)、自民前職の島尻安伊子氏(59)、参政新人の新城司氏(46)の3氏。

 同4区は、立民新人の金城徹氏(71)、維新新人の山川泰博氏(54)、自民前職の西銘恒三郎氏(70)、れいわ新人の山川仁氏(50)の4氏。

 比例代表への名簿届け出では、公明が九州ブロック単独3位に、前職の金城泰邦氏(55)を登載し、共産が同単独4位に新人の島袋恵祐氏(38)を登載した。

(’24衆院選取材班)