【中国時報】「不倫報道は行き過ぎ」 市民団体がテレビ局に抗議


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 台湾大学の新聞研究所で2日、大学のメディア研究者と婦人団体の代表らが記者会見を開き、「テレビ局のスキャンダル報道は、行き過ぎ。報道機関としての自覚に欠けている」と最近のテレビ各局の報道姿勢を強く批判した。
 これはテレビ局が、人気キャスター同士の不倫騒動を2週間にわたり、ニュース番組のほぼ半分の時間を使って連日報道し続けていることについて、抗議したもの。特に、「東森テレビ」の興味本位で、視聴率だけを追求する報道姿勢は顕著で、多くの批判が集まっている。
 台湾メディア観察教育基金会の代表で、淡江大学の魏均助教授は、「今回の報道で、台湾のメディアが、本来持つべき使命を認識していないという事が暴露された。これは報道の“死”を意味している」と、メディアの姿勢を批判している。