春休みは潮干狩りを


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『沖縄の早い夏・海開きと潮干狩りにリーフ釣り』
 南城市知念の安座真サンサンビーチは明日25日、ビーチ開きが行われる。潮干狩りや磯遊びは昔から旧暦3月3日の浜下りの日が知られている。今年の浜下りの日は月末の31日だが、その2日前の29日の13時14分には潮位11センチと大きく潮が引き、好天ならば春休みの子供たちには今年の潮干狩り一番乗り、自然との触れ合いが楽しめそうだ。

『釣り好きのカップルはリーフ釣り』
 潮が引き、寒さで深い所に集まっている魚の目の前に餌が落ちてくるようなもの、一気にググッーと食いつく、19日、南風原町の大城さん徳さんカップルは知名崎のフカセ釣りで40センチオーバーのアーガイ、サビキ釣りでベラなどを釣っていた。〈知名崎釣りポイントガイド〉本島南部では広くて足場がいいリーフ釣りの有名ポイント。水深は6~10メートルぐらいと深く魚が良く釣れる。釣り方はフカセ釣りにカゴサビキ釣りがよい。農道に車を置いて釣り場まで約200メートル。道路工事中に注意する。
☆注意 岩の上は藻ですべる・スパイクシューズか靴を布切れか縄でぐるぐる巻いて縛るとよい。

『各地の釣果』
◎ガーラに追われて大パニック西洲のミジュン。14日ごろからミジュンの周りにガーラの群れが表れ、釣り人のマキエカゴを見るだけでミジュンが逃げ出すほどおびえている。15日、66・8センチのオニヒラアジ、18日にも73・4センチを高松幸太郎さんがルアーでゲット。同じ日に高嶺さん43・5センチ、金城さんも76センチのオニヒラを釣っている。(サンノリー2)

◎那覇一文字のグレ。15日、魚楽会の山城友之さん、ハリス4号でフカセ釣り、ハリスを2・5号と細くし46センチを釣った。(マンモス小禄)16日には島袋薫さんも44センチを釣っている。(サンノリー2)

◎今年4匹目、65センチ、6キロのクチヂロを釣った松永守雄さん。ガラサーミーバイも老魚になると石垣模様が消えて口の周りが白くなるのでクチヂロと呼ぶ夢のターゲットである。19日、那覇一文字での釣果。(丸沖つりぐ)

◎50センチオーバーのチヌ連発、大潮の下げ潮時、ハリス2号のウキ釣りで。16日、国場努さん、屋我地水路の岩場から下げ潮を狙って午後2時ごろからサオを出し、53・1センチと51・5センチのチヌを釣った、3度目アタリはバラしたという。水深7~8メートルのポイント。(ステップ名護)

☆海のカレンダー。潮の満ち引き、月の出入りなど潮干狩り、星空観測などに便利な潮時表2006 定価100円、県内コンビニ、書店で発売中。

 フィッシング沖縄社・城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)春休みだ。週末は海に出よう(本島中部東海岸)
(2)知名崎ポイント
(3)知名崎でアーガイを釣った徳さん
(4)西洲でルアーでオニヒラをゲットした高松さん
(5)那覇一文字でグレを釣った山城さん
(6)クチヂロ(口の周りが白くなったガラサーミーバイ)と松永さん
(7)連発ウキ釣りで50センチオーバーのチヌ、国場さん