平安座島はカニの名所


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「ゲームも忘れてエキサイト、平安座漁港の体験カニ釣り」
 サオ先のケミホタルの光が動かないので、退屈してポケットからゲーム機を取り出して遊んでいたが、突然サオ先が動き、リールを巻くと大きなカニが網に絡んで上がってきた。大声で叫ぶ子、怖いと逃げ回る女の子、動き回るカニで陸の上は大パニック。
 9月23日(土)糸満光洋小1年の伊敷和樹、宜野湾真志喜中1年の亀谷勇、北中城百登保育園の比嘉颯利君ら子供6人とお母さん3人は海中道路を通り過ぎた平安座漁港で、島の釣り名人の濱川おじさんにカニ釣りを教わった。サオは6本出したが、おじさんは子供たちが楽しめるようにと、三脚のサオ立てとケミホタルで演出、闇夜なので安全確認のため、子供たちの肩にもケミホタルをつけたので浜比嘉大橋のきれいな橋灯と12個のケミホタルが蛍のようにきれいに動き回る。
 釣果は大きなカニに養殖場から逃げ出したスギにウナギなども網に絡んでいた。20時を過ぎても帰ろうと言わない子供たち、こんなに夢中になって動き回る子供たちを見てお母さんたちがびっくり。深夜零時におじさんがついにストップフィッシングをかけた。

〈仕掛け〉
 サオリールつき1本1500円ぐらい、カニ網350円(予備1個持参)、ケミホタル小1個50円、三脚サオ立て980円、餌はサンマ1匹を半分に切って網に縛る(サオ1本で1匹ぐらい使う)。
〈釣り方のコツ〉
 昼でも夜でも釣れる。少し投げ込んで10分ぐらい待つ、カニが網に絡むとサオ先が少し動く、動かなくても15分ぐらいに1回は上げて確かめてみる。
〈その他〉
 バケツ、割りばし、タオル、水くみバケツなど。
〈釣り場〉
 安全で広く、車も横付けできる平安座漁港(「防波堤釣り入門」55ページ右側Pの所。トイレも有り)そのほか、屋慶名や桃原漁港などがカニの名所。

「各地の釣果」
 ◎夜のカゴ釣りでタマンなど数釣り。9月22日、那覇一文字で沖縄市の仲宗根誠さんの釣果。ポイントは防波堤釣り入門29ページイ。(丸沖つりぐ)
 ◎安田漁港で63・5センチのガラサー。9月24日14時、沖縄市の島袋直樹さんの釣果(道具、仕掛けは借り物なので詳細不明)ポイントは防波堤釣り入門70ページA外側テトラ際。(マンモス泡瀬)
 ◎釣り歴3カ月で5・5キロ、約50センチのマクブを釣る。9月24日、那覇一文字中央外側で田里友史さん、ハリス8号、ウニの餌で垂らし釣り。4号磯ザオが折れるほど曲がった。(大洋レジャーセンター)
 ◎伊平屋沖船から42キロのアーラミーバイ。9月24日、嘉陽宗次さんは釣り仲間の伊波さんにも前回36キロのアーラを釣らせた第一大盛丸(澤岻船長)で釣行、取り込んだ直後2度目のアタリで同サイズを海面近くまで上げたが取り逃がした。(マンモス泡瀬)
 ◎59・6センチのモンガラカワハギ。国頭村奥のビーチで夜の打ち込み釣り。18日、名護イーテクノロジー仲村資彰さんの釣果。(ステップ名護)
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)平安座漁港のカニ釣り体験
(2)「スッゲーでっかいなー、ゲームより面白いぞ」
(3)夜の一文字カゴ釣りの釣果。(左から)伊波、仲宗根、真境名さん
(4)63・5センチ、ガラサー動きだす。釣り人は島袋直樹さん
(5)マクブを釣った田里さん。釣り仲間募集中090(1944)4823
(6)またまた釣らせた42キロ(澤岻船長)と釣り人は嘉陽さん
(7)夢中でリールを巻き、釣り上げた59・6センチと仲村さん