「文化しっかり継承を」 次世代ウチナーンチュ座談会


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「次世代ウチナーンチュ座談会」の出席者。(左から)吉田さん、玉元さん、知名さん、和多さん=14日午前、那覇市天久の琉球新報本社

 第5回世界のウチナーンチュ大会最大のテーマ、次世代へのアイデンティティーやネットワークの継承・発展について、琉球新報は14日、ブラジル、ハワイ、香港、県内、それぞれの代表的県系若者4人を招き、那覇市の本社で「次世代ウチナーンチュ座談会」を開いた。

 出席者は、沖縄の伝統芸能に励む「御冠船歌舞団」芸術監督でハワイ4世の和多エリックさん(46)、県費留学生OBでつくる「うりずん会」メンバーでブラジル2世の知名真由美さん(29)、企業で働きながら大学に通う香港県人会メンバーで香港2世の吉田隆乃介さん(22)、ウチナーンチュ大会初の実行委員会若者事務局「次世代プロジェクト」代表の玉元三奈美さん(24)。
 海外の出席者は今後のネットワーク強化には「沖縄の若者がアイデンティティーやシマクトゥバをしっかり継承すべきだ」と提起。沖縄側の出席者はその動機づけのために来年、有志で南米を訪問する考えを示した。