「世界へ目向けて」 民間大使・当銘さんが授業


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 【西原】琉球新報米国ロサンゼルス通信員で、沖縄民間大使の当銘貞夫さんが14日、西原中学校(平良嘉男校長)を訪れ、日米の文化や学校生活について、生徒らに楽しく伝えた。米国に移住して約40年になる当銘さんは日本、米国の生徒たちのそれぞれの良さを紹介し「お互いに補って世界を良くしていくことが大事だ」と語り掛けた。

 当銘さんは第5回世界のウチナーンチュ大会に合わせ来県。「子どもたちが世界に目を向けてほしい」と、児童生徒が移民の歴史や移住先の国について学ぶ「レッツスタディー! ワールドウチナーンチュ事業」で母校の上本部中と西原中での授業に参加を決めた。
 西原中の授業では、1年2組の生徒ら35人を前に星条旗や写真などを使って米国文化を紹介。当銘さんが北米沖縄県人会会長時代に、米国留学中だった同組担任の仲程奈緒子教諭(28)と知り合ったことや、西原高校マーチングバンド部がカリフォルニア州パサデナの「ローズパレード」に参加した際、ホームステイの世話をした経験なども紹介した。
 また、「どういう意味か考えてみてほしい」と、ケネディ元米大統領の就任演説の「国があなたのために何ができるかではなく、あなたが国のために何ができるのかを問い掛けてください」という言葉を英語で紹介した。