大型チヌがシーズン初登場


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 好調続く離島のタマンにガーラ。近くの防波堤ではミジュン、グルクマ、ガチュン、サヨリなどの回遊魚に、夜釣りのタチウオ、冬のターゲット磯の大型チヌがシーズン初登場した。
 外道では屋我地桟橋でカニ網で1キロの大型ガサミをゲットした宮城正枝さんや、中城湾名物秋の風物詩、貝殻仕掛けを投げ込んで小タコを釣るウナジベントなど多彩な秋の釣りシーズン本番に突入した。

 ◎56・5、55・5、51・5センチの超大型チヌ中城湾の乗っ込み近し。10月21日午後11時半ごろ、船の大物釣り名手の照屋敏雄さん、泡瀬一文字でカニの餌の打ち込み釣りで56・5センチのチヌをゲット。(マンモス泡瀬)
 10月21日、夢咲公園では55・5センチ。10月22日与那原海岸でも51・5センチが釣れている。ほかにも中城海岸やハンビー海岸で40センチオーバー、糸満南浜では手のひらサイズ10匹前後の数釣りなど、これでミーニシが吹けばチヌシーズンスタート。
 ◎離島のタマンにガーラ絶好調。10月22日、座間味のビーチで夜釣りをした中城村の玉那覇敦、上富淳さんは2人で5本のサオを打ち込んだ。餌は持参した約50匹のシガヤーダコ。午前零時までは餌盗(と)りのみだったが上げ潮に入ると強烈なタマンのアタリが連発、午前3時までに12匹のタマンを釣り上げ、バラシ10回、一度に3本のサオにアタリが出るなど、タマンの逆襲を体験、リールも2個壊された。釣果は70・5センチを頭にトータル14匹。(熱田つりぐ)
 ◎浜比嘉島でも72センチのタマン。10月22日、野崎貴夫さんが打ち込み釣りで釣った。(つりぐの米吉)

 ◎伊是名屋那覇島で20キロのガーラ。勝連CFCのメンバー酒匂勝広さんの10月22日の釣果。(本人投稿)本部海岸では10月22日、安里光幸さんが23キロのガーラを釣っている。(シーランド南風原)。今年は水温が高いのでもう1カ月ほど大型ガーラが釣れそう。
 ◎ペース上昇中のイカ。絶好調は玉城漁港、点々と黒い墨跡、22日夜明け前のポイントでは6人がキャストしていた。同日、砂辺海岸でフカセ釣りをしていた仲地勇さんと仲村よしまささん、イカの群れを発見、持参のエギで1・1キロ前後を6杯、近くの数人の釣り人も2杯ずつ釣っていた。(シーランド北谷)。ほかに21日夕方、海中道路、山原汀間でもイカ。
 ◎マグロを釣らせた海翔丸(西銘船長)。22日、大成通運の新城英一さんグループ金武沖での夜釣りの釣果。(マンモス南風原)
 ◎好調、防波堤の回遊魚。「ミジュン」宜野湾新漁港に本部部間海岸。「グルクマ」泡瀬一文字、夢咲公園、浜田漁港などで大型。「サヨリ」一文字の深場から海中道路や金武湾の桟橋でも釣れていた。「ガチュン」宜野湾砂上場、泡瀬一文字など。那覇一文字はグルクン好調。釣りは水温と潮の流れと風向きで釣果が決まる。そろそろ冬近しを告げるミーニシ(新北風)の季節である。

 《お知らせ》
 キャンプフィッシング教室、日時・11月11日(土)午後4時から翌朝まで。場所・山原のビーチ。テントでキャンプしながらの釣り。チヌ、ヤマトビ、タマン釣り経験者、参加費500円。講師・城一人。主催は沖縄県立玉城少年自然の家。申し込み問い合わせは11月1日から、098(948)1513まで。
 フィッシング沖縄社 城一人 098(933)2073 メールfishing@ii-okinawa.ne.jp

【写真説明】上から
(1)56・5センチ、シーズントップの大型チヌを釣った照屋敏雄さん
(2)14匹のタマンにリール2個も壊された玉那覇、上富さん(左)
(3)浜比嘉島で72センチのタマンを釣った野崎さん
(4)屋那覇島で釣った20キロのガーラと酒匂勝広さん(左)と優助君
(5)砂辺海岸でイカ6杯、仲地さん(左)と仲村さん
(6)50キロの大型マグロと大成通運の新城さん