児童が「会社経営」 石嶺小学校区まちづくり協


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商品の仕入れリストを作成する子どもたち=10日、那覇市の石嶺小学校コミュニティールーム

 石嶺小学校の児童らが店舗経営を実践する「いしんみ×キッズマート」が17日午前10時から午後4時まで、那覇市の県総合福祉センターで開かれる。

子どもたちは、これまで仕入れや市場調査などを学んできており、学習の成果を発揮しようと張り切っている。
 人や社会とのつながりを意識してもらおうと、那覇市石嶺小学校区まちづくり協議会子ども育成部会が初めて開く。子ども会を中心に、約30人の子どもたちが10月から毎週土曜日に集い、準備を進めてきた。
 六つのグループに分かれ、文房具店、ケーキ屋、雑貨屋などの模擬会社を設立。実際に店舗に足を運んで売れ筋商品や販売価格を確認し、銀行での資金の「借り入れ」も行った。
 6回目の会議となった10日は、カタログや市場調査の結果を参考に、店に並べる商品やその数量を相談。真剣な表情で電卓をはじき、仕入れリストを作成していた。文房具店で“社長”を務める城間亮君(12)=6年=は「人の目を引くような店にして、赤字にならないようにしたい」と語った。
 17日は子どもたちの出店に加え、フリーマーケットや民族衣装の試着なども予定されている。