キングス13連勝、大分に100―68 bjリーグ


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 プロバスケットボールbjリーグの琉球ゴールデンキングス(西地区1位=12勝)は1日、大分県別府市のビーコンプラザで大分ヒートデビルズ(同地区2位=9勝5敗)と今季第13戦を戦い、100―68で圧勝、開幕13連勝で首位を守った。

大分は3位に後退し、2位に浮上した島根とキングスのゲーム差は5。キングスは前半から小菅直人の3ポイントシュートなどで得点を重ね、大分を引き離した。後半は堅い守りで大分の反撃をかわし、素早いパスからの攻撃で勝利をもぎ取った。大分との次戦は2日午後1時から同プラザで行われる。

琉球ゴールデンキングス(13勝)
 100―68(28―20,23―18,24―11,25―19)
大分ヒートデビルズ(9勝6敗)

◆力強く 先手で勢い
 小菅直人の3ポイントシュートは、きれいなアーチを描いてリングに吸い込まれた。第1クオーター(Q)。序盤から猛攻を仕掛けるキングスに、さらに勢いを付ける3点弾だった。「シュートタッチが良かった。もっとシュートを打ちたかった」。大勝の原動力となった小菅は試合を振り返った。
 11月のホーム戦でキングスを苦しめた大分。その地元に乗り込んでの試合は、厳しいゲームが予想された。立ち上がり、うまく攻め込めない大分に対し、キングスは力強い攻めで先手を取った。山内盛久、並里成が積極的に相手コートに切り込み、次々と得点。大分も巧みなパス回しでキングスの守備をかき乱して得点したが、直後にキングスが得点を奪い返して流れを渡さなかった。
 第3Qはキングスのゾーンディフェンスが機能。リング下に切り込めない大分は外側からシュートを放つが、ことごとくリングに嫌われる苦しい状況に追い込まれた。逆にキングスはリバウンドからの速攻で大分を引き離した。
 終わってみると32点差。王者の実力を見せつけての大勝だった。しかし、点差が開くにつれてパスミスなどプレーの荒さが目立ち、最終盤は攻撃の足が鈍る場面も見られた。連覇に向かい連勝記録を伸ばし続けるためにも、試合で浮き彫りになった課題を修正することが必要になる。

◆守りに入ってしまった
 遠山向人HC(キングス)の話 難しいゲームだった。守りに入ってしまい、自分たちがやりたいことができなかったのを反省している。明日は来週につながるようなキングスらしい戦いにする。