ギンムクドリ見つけた 喜如嘉小児童3人


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【大宜味】学校周辺で1988年から野鳥観察をしている大宜味村立喜如嘉小学校(安富広子校長)の6年生児童3人がこのほど、喜如嘉であまり観察されていないギンムクドリを確認し、撮影した。

 同小で野鳥観察を指導しているNPO法人やんばる森のトラストの市田豊子さんや学校の観察記録にもほとんど見られないという。
 ギンムクドリを見つけたのは6年生の平良日和理さん(11)、島袋茉弥さん(12)、国吉琴美さん(11)の3人。11月22日に下校途中の通学路で木に隠れていたところを見つけた。撮影した平良さんは「これまで見たことのない鳥だった」と興奮した様子で語り「野鳥を観察しているとターブク(田んぼ)の水が増えたり、飛来する水鳥が変化するのが楽しい」と笑顔を見せた。
 6年担任の山城春江教諭は「見たことのない鳥がいたらすぐ調べたり、知らないことに気付いたりすることが大事だと思う」と語った。(仲村良太)

英文へ→Kijoka Elementary School pupils find red-billed starling

喜如嘉で確認したギンムクドリ=11月22日、大宜味村喜如嘉(平良日和理さん撮影)
ギンムクドリを見つけた(左から)国吉琴美さん、平良日和理さん、島袋茉弥さん=5日、大宜味村の喜如嘉小学校