市民の誇り高らかに 豊見城市歌コンクール


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 【豊見城】豊見城市市制施行10周年を記念した「市歌コンクール」(ふんどぅ主催)が1月27日、同市平良の社会福祉センターで開かれた。

合唱・小学生の部では長嶺小学校合唱部、中学生の部では長嶺中singerが優勝。「豊見城市の応援歌」として公募した一般の部は砂川文延(よしのぶ)さん(34)=那覇市、会社員=の「この街を知ってるかい?」が選ばれた。優勝チームは2月16、17日の同市生涯学習フェスティバルで舞台発表する。
 市歌コンクールは、豊見城市歌(拝根光正作詞、田場盛徳作曲)を多くの市民に知ってもらおうと市民団体「ふんどぅ」が企画した。
 中学生の部では3チーム、小学生の部では4チームがエントリー。普段はあまり歌うことがない市歌を、ダンスや楽器演奏も交えながら思い思いに歌い上げた。
 優勝した長嶺中代表の長嶺慧さん(14)は「市歌を歌ったことがなかったので、優勝に驚いている。もっと練習して本番に臨みたい」と話した。長嶺小の新垣李子さん(11)は「市歌を覚えることができたし、優勝はうれしい。市歌を友達にも教えたい」と笑顔を見せた。
 「応援歌」として公募した一般の部には、県内外から4作品の応募があり、最終選考に3作品が残った。砂川さんの「この街を―」は市の特産や歴史を盛り込み、誰でも口ずさめる点が評価された。市真玉橋出身の砂川さんは「曲作りを通して、豊見城を見直し、誇りを感じた。歌を通して豊見城の良さを伝えられたら」と語った。

合唱・小学生の部で優勝した長嶺小学校合唱部=1月27日、豊見城市社会福祉センター
合唱・中学生の部で優勝した長嶺中学校singer